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サイレンススズカ、もしくはススズのこと [うま]

11年前の今日、11月1日も日曜日でした。
府中の東京競馬場では、あの日も天皇賞(秋)が開催されていました。

1枠1番、1番人気。
白い帽子のユタカを鞍上にラチ沿いを歩くススズの姿。
あのまま還ってこないなんて、全く思ってもいませんでした。
どれだけ後続を離してゴールを駆け抜けるのか・・・
そんなわくわくした気持ちで発走時間を迎えたのは、私だけではなかったと思います。

同じ11月1日の天皇賞(秋)。
ウオッカの連覇なるか?ということは気になっていましたが、
去年の秋天や今年の春の安田記念のようには、
彼女のことに集中してレースを観ることができませんでした。

同じ時刻にスタートして・・あの辺を先頭切って走ってた。
1000メートルはもっと速かった・・・。
そして、3コーナーを回って大ケヤキが画面を横切って・・。
思わず、眼をつぶりました。
あの日のススズの「止まってしまった」姿が重なってしまって。

それからレースは進んでいって、
8歳馬カンパニーのGI初制覇はとってもうれしかったけど、
やっぱり気持ちはススズの「あの日」を追い続けていて、
5時が近くなった頃・・・
あの日の今頃は、もうススズは別の世界を駆けてたのかな、って思ったら、
やっぱり涙が出てきました。

あれからしばらくは、いろんなレースを観るたびに「ススズが走ってたら」と思いました。
そしてまた、同年代の馬たちの仔が走るのを観れば、
やっぱり「ススズの仔が見たかった」と思います。
初めて東京競馬場に行ったとき(ネオユニヴァースのダービーでした)は、
4コーナー、ススズが最期に3本の脚で佇んでいた場所から観戦しました。

最高の日になるはずのレースが未完に終わることがあるってことを教えられたから、
みんな、無事に回ってきて欲しいと思います。
ホントに楽しそうにパカパカと駆けるススズの姿に惚れて競馬が好きになったから、
みんなが、走ることを楽しいと思っていて欲しいと思います。

あれから11年。
あの日の前と後では観るときの気持ちが全然違うけど、
やっぱり今でも競馬が好きです。ありがと、ススズ。

  サイレンススズカ Silence Suzuka  1994.5.1~1998.11.1

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第4回 ヴィクトリアマイル [うま]

ウオッカがようやく古牝馬GⅠを勝ちました。

レース前、馬場に入ってラチ沿いを歩かせてる姿を見て、浮かんだフレーズ。

「東京だヨ ウオッカさん」 (古すぎ)
やっと君の大好きなここに帰って来たね。
スカちゃんはいないけど。(今日は代わりに妹がいるけど)

・・なーんて、ちょっとジーンとしながら、
自分の発想に苦笑して、
でも、このくらいのフレーズ、誰でも思いつくんじゃないかと検索・・・。
やっぱありました。秋天のときには使われてたんですね。
ま、あの秋があって今、
そして、ドバイに行ってきた今のほうがぴったりじゃないですか?

それにしても、ユタカの勝負服、エリが片っぽ出てないのが気になったー。
前のレースで勝っちゃって急ぎで着替えたからかなー?
誰か教えてやれよ、って感じ。

馬券はザレマとのワイド勝負(汗)だったんですが、ハナ差4着。


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三春駒 [うま]

今日の福島メインレースは「三春駒特別」。
 
「三春駒」というのは、県中地区にある三春に伝わる馬の形をした木製の民芸品で、
大昔、坂上田村麻呂の蝦夷征伐の際に、
激しい戦いで手持ちの馬が尽きたときに、どこからともなく多くの馬がやってきて助けてくれて、
戦いの後には木彫りの馬が残されていた、という伝説にちなんだものです。


で、この「三春駒」の読み方なんですが、
レース名は「みはるまとくべつ」なんです。
JRAホームページの「特別競走名解説」でも、そう書いてあります。

でも、地元では「みはるま」って言うんですよ。
毎年、この日だけしかテレビやラジオで流れないわけですが、
その日が来るたびに、すごーく気持ちの悪い思いをします。
なんでなんでしょうね・・?

ちなみに、この「三春」という名前は、
寒い冬が終わって雪が解けて、ぱーっとあったかくなって、
「梅と桃と桜」の3つの春が一度に来る、という意味があります。
伊達政宗の正室・愛(めご)姫のふるさとでもあります。


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